はじめに
お久しぶりです。
本記事では、ラブライブ!スーパースター!!第5話「パッションアイランド」の感想文を書いていきたいと思います。よろしければお付き合いください。
さて、今回の内容は予告映像からも察することができた通り、無印2期2話「優勝をめざして」やサンシャイン1期10話「シャイ煮はじめました」のような、所謂箸休め回でした。ですが、同時にかのん達とSunny Passionが直接接点を持った重要な1話でもあります。
また今回、ギャグテイストではありますが、はじめてかのんちゃんと可可ちゃんの「短所」がわかりやすく描写されました。このことに焦点を当て、記事を書いていきます。
そして、もうひとつ気になるのは意図的に別行動を取る嵐千砂都ちゃんについて。彼女の心情についても触れていきたいなと思っています。
前回↓
あらすじ
平安名すみれが加入し3人+1人体制になったLiella!。
試験も終わり、絶好の練習日和!
...と思いきや、あまりの猛暑で屋上での練習が出来なくなってしまう。
「空調設備が充実したレッスン室を使うのはどうか?」と千砂都が提案するが、かのん達3人は「どうせ普通科の生徒は使わせてもらえない」と諦めモード。
無理もない。この学校には「音楽家は特別」という暗黙の了解があるのだから。
そんな練習場所を失った3人と千砂都の前に、突然Sunny Passionが現れて...?
全体的な感想
すみれちゃんの練習参加、Sunny Passion(以下サニパ)との出逢い、そして神津島への遠征。これらのイベントによってかのんちゃんと可可ちゃんの新たな一面を知ることができました。彼女達をより深く理解できたことで、今後の展開が更に楽しみになったなというのが一番の感想ですね。
さて、先程も書きましたが、私が言う新たな一面というのは長所ではありません。実際に観た方であればわかるかと思いますが、今回のお話で主に描写されたのは彼女達の短所です。
例を挙げると、かのんちゃんは秘密を守れないことや、集中しすぎると自分本位になってしまうこと。可可ちゃんはすみれちゃんに対する当たりがキツイこと。特に可可ちゃんのそれは登場頻度が高く、子どもっぽさを感じさせます。(すみれちゃんがショウビジネスのくだり以外大人びているので余計に)後半のやりとりを見る限り「すみれちゃんが嫌い」ということはないんでしょうけど。
(無印のにこまきやサンシャインのよしまるの関係性と似ているという感想を見かけましたが、彼女達の言い合いはお互いの信頼あってのものなので、現状ではちょっと違うんじゃないかな?というのが個人的な感想です。まあマルはちょっとイジワルなところがありますが笑)
話を戻します。
クーカーの2人はこれまでの話における中心人物だったこともあり、ここに至るまでに良いところが強くプッシュされてきました。その中でも特に「お互いを思いやる描写」が印象深く、それ故に今回の発言にギャップを感じたというのが正直なところ…
ですが、「だから2人の評価が下がった」ということは断じてありません。繰り返しになりますが、彼女達をより深く理解出来たことで今後の展開が更に楽しみになっています。
その理由は、そもそもこの程度であればギャグとして笑える(唯一グソクムシバラしだけは好きではありませんが…)というのもありますが、それ以上に、
「ちぃちゃんや葉月さんはどうやってメンバーに加わるのか」「Liella!はこれからどんな歌を歌っていくのか」「ラブライブで優勝出来るのか」等の大筋に注目した視点に加え「これから彼女達が『人間的に』どう変わっていくんだろう?」という視点でもストーリーを追えるようになったからです。
特に可可ちゃんがスクールアイドル仲間として、すみれちゃんと真に打ち解ける瞬間は絶対に来るでしょう。そこに至るまでの過程が非常に楽しみです。
欠点や問題発言の露出は物語の佳境で起こってしまうと失望感が上回ってしまいがちですが、あまり言及したくないですがサンシャイン2期が良い例物語序盤に出てくる分には丁度いいスパイスだと気付けました。ましてやLiella!は全員高校1年生なので伸び代がありまくりです。
私は過去記事に「NHKアニメだし、MAJORばりの名作になってくれたら最高」と冗談半分で書いているのですが、あながち夢物語ではないかもしれません。わくわくします!
ちぃちゃんの心情について
かのんちゃんの幼馴染であり、クーカーのダンスレベルを高めた張本人でもあるちぃちゃん。スクールアイドルに興味を持ちながらもお手伝いの立場に留まっていましたが、今回転機を迎えます。
それは言わずもがなサニパとの出会い。
ちぃちゃんは東京代表の彼女達に
「今のLiella!がラブライブで勝てるとは思わない」
「ダンスに関しては自分たちで動いている感じがしない」
「君がもしメンバーだったらグループとしては驚異だった(メンバーでない以上、驚異には思われていない」
とはっきり告げられたことで、悩んでいたダンスの都大会出場を決心。彼女は神津島遠征に同行することを拒み、自身のトレーニングに力を注ぎます。
Liella!の力不足を実感させられたタイミングで何故今まで悩んでいた個人活動を優先するのか?一見不思議な行動でしたが、最後の回想シーンで納得がいきました。
幼き日のちぃちゃんはかのんちゃんにこう発言します。(回想の場所、クーカーがライブした場所なんですね...Tiny Starsの時の意味深な表情の理由はこれか...??)
「私、かのんちゃんのできないことをできるようになる!」
「かのんちゃんの歌みたいに、大好きで夢中になれるものを私も持てるように頑張る!」
今回注目すべきは上の台詞。
ちぃちゃんはおそらく、スクールアイドルに正式加入してかのんちゃんを支えていく決心をしたのだと思います。かのんちゃんが「出来ない」ダンスを、「できるようになった」自分が。スポ根的に考えると、都大会で結果を残すことが、彼女が自身に課した最後の試練なのでしょう。
退学届は「ここで結果を出せなければ、かのんちゃんを支えられる人間とは言えないから潔く身を引こう」という決意の表れなのではないでしょうか。
...退学まで考えているのか...?嘘だろ...?正直目を疑いました...
嵐千砂都、重すぎる...!
しかし、かっこいい...!
指導者キャラクターあるあるに「逆境を迎えると突如スパルタ指導者に変貌し、仲間を自立させて退場」というものがありますがすみませんかなり偏見入ってます笑ちぃちゃんは別タイプですね。
それだけかのんちゃんとスクールアイドル活動をすることに憧れがあるのだと思います。尊い...
ちなみにかのんちゃんはかのんちゃんで
「ちぃちゃんにも見せてあげたかったなあ…」
と、隙あらばちぃちゃんのことを考えているので、相思相愛ですね! たまんねえ〜!!
お気に入りシーン
ここまでの文章は、注目ポイントが注目ポイントだっただけに若干固い内容になってしまいました…が。
ここからは私のお気に入りシーンを淡々と貼らせて頂きます!
まずはこちら、暑さにやられてしまった可可ちゃんをうちわで扇いであげるすみれちゃんですね。可可ちゃんの生意気ムーブを良い感じに微笑ましくしているナイスシーン。
じゃんけんに勝てないのはヨハネみを感じます、ギラン☆
続いて、マンマルの可愛さに情けない顔になってしまうちぃちゃん。ここに来るたびに幸せそうな顔をしていると思うとすごく可愛いですね笑
本当に一瞬しか映らないので、初見で気付けた方は少ないのではないでしょうか?私は気付きませんでした…
くぅすみその2。この辺で「実はすみれちゃんはすごく面倒見が良い子なのでは?」と思い始めます。
それにしても、可可ちゃんの頬はもちもちしてて触ったら気持ちよさそうですね…引っ張りたいですねえ…ふふ……
サニパの練習を見せてもらったLiella!の面々。
「スクールアイドルはアマチュア」と言い切っていたすみれちゃんが「こんなにレベル高いの?」と動揺しているのが良いですね、サニパのレベルの高さを改めて感じます。以前もこんな感じの金髪スクールアイドルがいたような?
逆にちぃちゃんは驚くことなく笑顔のまま。やはり、実力に裏付けられた自信というものがあるのでしょう。おそらくちぃちゃんのダンススキルはサニパと同等かそれ以上なのだと思います。
「うぃっす!うぃっす!!うぃっす!!!」
やっぱり掛け声それなんかい!!!
5人揃ってもこれなのか?という気持ちと、お堅い葉月さんがうぃっすしてるの見たい気持ちがぶつかり合うぜ。
くぅすみその3。この微笑みを見た瞬間、前述のハテナが確信に変わりました。
平安名すみれ、めっちゃいい子や……
この1話ですごく彼女のことが好きになってしまいました。ちょっと前まで、1番どういう性格なのかわからないキャラだったというのに……
シュール。
「高い"ところ"嫌い"いい!!助けて"え"ええ!!!」
今回も汚い声ありがとうございます。ノルマ達成といったところでしょうか(?)おばけに続き、高所が駄目という弱点も判明したかのんちゃんの明日はどっちだ。
突き落とされる前のアイドルらしからぬ顔に要注目!
寝室でのワンシーン。
「誰が1人でベッドに入るか」で揉めている場面なのですが(メンバーが3人いるのに対し、ベッドが2つしかなかった)、ここのかのんちゃんに注目。
すみれちゃんが身体を起こして可可ちゃんと指相撲トークをしているこの瞬間、しれっと横のベッドを確保しているんですよね、
ほら、いなくなってる(
「早く寝るよ〜」って。
悪い女やでえ……
ちなみに可可ちゃんはお母さんに教えられ、指相撲の強さはかなりのものとのこと。指をクイクイしながら、ドヤ顔をしていましたね笑
最も、
「いやぁん…」
えっろ…
今回はすみれちゃんの奇策の前に敗れ去りましたが(クレヨンしんちゃんの風間くんを思い出してしまった)、何処かでその実力を披露してほしいものです。
余談ですが、可可ちゃんは「可可、左に壁がないと眠れないのです!」と言っていましたが、実は以前、普通に授業中に居眠りをしています。本人が気付いていないだけで絶対この子はどこでも眠れるタイプ笑
パタリ。。。
出番が皆無の葉月さん
圧倒的既視感
そう、かつて「ラブライブ!サンシャイン!!」でも同じことがあったのです。あの時の被害者は松浦果南ちゃんでした。
ただ、果南ちゃんに関しては学校を休んでいたので登場が難しかったという納得できる理由があったのですが、葉月さんはちゃんと学校に通っているのにワンカットすらないという...(
リアルタイム限定ではありますが「リエラのうた」を担当していたのが救いでしょうか...
次回以降は彼女の見せ場があるといいなと思います!
あとすごくどうでもいい話なんですが、私が「恋ちゃん」と呼ばない理由はどういうわけか弟と同じ名前だからです。さすがに漢字は違うのですが、それでも辛すぎる...!
過去作品でも同じことがあったので、私は多分呪われていますね。そのうちニジガクあたりに私と同じ名前のキャラクター出てきそう
おわりに
自分の感想をうまく文章にまとめられず、更新にかなりの時間がかかってしまいました。私の文章力が不足しているのは否めませんが、それだけ意味のある濃い回だったのだと思います。(箸休め回のはずなのに...笑)
当然この間に6話が放送されたわけで...ちぃちゃんの真意とか退学届の理由とか全部わかってしまったんですけど、大体私の予想と合っていてちょっと嬉しかったです(
そちらの感想もスローペースではありますが書いていこうと思いますので、そちらもチェックして頂けたら嬉しいです。
それでは。